肌荒れとセラミドについて

肌荒れで良く聞く成分として「セラミド」というものがありますが「セラミド」というのは、肌の水分を守っている成分なのです。お肌からセラミドが奪われてしまうと、肌の水分量はおよそ８０％も低下してしまうのです。ですので肌の水分を維持するために、セラミドは非常に重要な成分といえます。

お肌に重要な「セラミド」は水に溶けませんが、水と結合して「ラメラ構造」をつくります。ラメラ構造とは、セラミドなど角質細胞間脂質が、サンドイッチみたいに水分をはさみこんで、角質層の水分を閉じ込めてくれる構造をいいます。
ラメラ構造となった水分は、空気中の湿度が０％になったような場合でも蒸発しない保水力をもっています。ですからお肌の中にセラミドが充分に存在していますと、冬など空気が乾燥しているような季節でも、お肌は乾燥しないでいられるわけです。

セラミドが含まれている美容液を使用しているのに、お肌が乾燥してしまうという人の原因は、美容液のセラミド配合量が少ないか、油分不足などがあります。
年齢が４０代を過ぎると、肌の水分量だけでなく油分も低下してしいますので、美容液の上からクリームを重ねて使用するようにすると良いです。

ピーリングとは、ピーリング剤を使用して不必要で余分な角質をはがしていくスキンケアのことをいいますが、ピーリングでターンオーバーを高めていくと、セラミドは少しずつ増えていくと言われています。